AWS Community Summit APAC 参加レポ〜
Shiomi Sumi
Posted on September 20, 2022
こんにちは、Sumiです。
9/15〜9/16にタイ・バンコクで開催されたAWS Community Summit APAC & Japan に参加してきましたので、レポート書いていきたいと思います!! 勢い大事!!
イベント概要
日程: 2022/9/15,16 (滞在は 9/14〜9/17)
会場: アナンタラ・サイアム・バンコク ホテル
なんと、9月14日~17日の間の渡航費・宿泊代・朝食等の費用はAWS様にご負担いただき、わたしたちはほぼ無料で参加できるという太っ腹なイベントになっております。ありがとうございますありがとうございます…!!
DAY0: Welcome Dinner
ホテルに到着してチェックインを済ませるとすぐにWelcome Dinnerが始まりました。
Welcome Dinnerの会場には美味しいお食事とお酒を楽しみながら、各国から参加したコミュニティ・リーダーたちとの交流ができるパーティが開催されました。
私は英語が全くできないので、Google TranslateやPoketalkをフル活用しながら会話をさせてもらったのですが、会話が途切れることに嫌な顔をする人はおらず、みんなゆっくり話してくれたり本当にお気遣いいただいて感謝しかありませんでした。
ここで気づいたのが主流なSNSがLinkdInであること。
とりあえずスマホでLinkedInのアカウントを出して、日本語で「QRコード! ともだち!」って言いながらいろんな方との話すきっかけをつくることができました。
(文字にするとめっちゃ頭悪いですね)
パーティは現地時間で21時頃まで行われており、その後はホテルの部屋に戻るなりバンコクの街を満喫するなり自由な時間でした。バンコクの街レポはまた別のブログに書きたいと思います。
Day1
朝は6時半に日本から参加したメンバー数人とロビーで待ち合わせをして朝食を食べにいきました。まぁとにかく美味しいの!!5つ星ホテル最高!!
朝食をいただいたらイベントTシャツに着替えて9:00よりセッション開始なので、全員会場へ移動。イベントTシャツは配布されたものでブラックとオレンジの2枚。すてき。
Day1の予定は、Welcome Noteから始まり、グローバル・コミュニティ・リーダーによるパネルディスカッションや5つのブレイクアウトセッションなどがあり、夜にはCommunity Awardというパーティがありました。
なんと今回のイベントにはアジア太平洋地域の33人のAWS Heroes、28人のAWS Community Builders、60人のCommunity Leaders、9人のDev/Cloud Alliance Membersの合計133の人々が参加されたそうです。
わたしは今回Community Builder枠から参加させていただきました!
セッションは全て英語なので、Otter.aiを使って文字起こしをしながら聴講していました。
前の席に座っていた同じAWS Startup Communityのコミュニティ・リーダー枠で参加されていたさわらさん(@xhiroga) も同じことをしていてなんだか安心感がw
パネルディスカッション
パネルディスカッションは、どのようにAWSがコミュニティと関わっているのかを全体的に把握すること
Community Builderプログラムが始まってまだ2年ほどなんだそうですが、公開コンテンツ報告ツールで報告されているものが現時点でコミュニティでの事例が7400件以上、あるそうで、その多くはAPACから発信されているそうです。(個人的にはインドのUGの活動や発信の数や熱量は本当にすごい)
そしてJason Dunn氏が特に力をいれているというのが「多様性」というお話でした。コミュニティのグローバルな多様性を示すビデオの作成の話も出ていましたが、そのビデオにわたしも登場しています。
トークの中で、「多様性を意図的に拡大し、より多くの声を会話に取り入れることで、より良いもの、より多くの人たちのためのコミュニティが成長し続けるようなプログラムに参加してほしいと思っています。」というお話がありましたが、まさにわたしも多くの人が参加することでいろんな刺激が生まれ、コミュニティが良い方向へと成長をすることができると考えています。刺激的なコミュニティの中で良い体験を経て各人の成長へと繋げてもらい、それをもってコミュニティが成長して…という良いサイクルを生み出したいという気持ちがあります。
それは自身の経験がベースになっている考えで、割とこれまで家庭もありスキルもそれほど持ち合わせておらずひっそりと生きていた私なんですが、2年くらい前に埋もれていたわたしを見つけ出して、磨き、輝かせてくれた人がいたおかげで、いまの活動があり、コミュニティを通じて広い世界を見て自身の成長へとつながっていることで、コミュニティの価値を再認識しました。
その素晴らしい体験ができているのは本当に奇跡的なことで、特にわたしのような子供のいる女性は、なかなか時間も取れず、このような場に出る機会を逃しがちになってしまうこともよく知っています。どんな人々も取りこぼすことなく、一緒に人生がワクワクするような体験をしてもらいたいな、それでたくさんの人の人生が輝き、コミュニティもよりもっと成長していく。日本のコミュニティから笑顔で輝く人で溢れる世界にしたい。
堀家さんのセッション
Tea Breakを挟んで5つのブレイクアウトセッションが行われました。その中でも、同じ日本人の中から、Serverless Heroの堀家さんが登壇されるとのことで、応援のために前の席を確保して臨みました。
内容はモダン・フロントエンド・アプリケーションについてのセッションで、実用的なサーバーレスWebホスティング戦略等を紹介されていました。
最後のパネルディスカッションではAWS以外の製品名を挙げてしまうなどもありましたが、終始笑いの絶えない雰囲気はさすが堀家さんですね。
集合写真
ホテルのエントランスの階段で全員集合の写真を撮ったのですが、すごい人の数!!
ちなみに日本国旗はわたしの私物で持ってきたものなのですが、長年自宅で眠っていたやつが日の目を見る日が来るとは…w
Community AWARD 2022
夜にはCommunity AWARDが開催され、賑やかなパーティに参加してきました。
ドレスコードに自国の伝統的な衣装があれば着てくださいというのがあったので、せっかくこのような素晴らしい機会をいただいたということもあるので、全力で感謝の想いを伝えるために着物で参加してきました。
とはいえ、着物を持参すると高価なものですし、シワになるし重量もある…ということで、今回なんと現地バンコクのサイアムで着物のレンタルを行っている「サイアム和装」の方にお越しいただき、綺麗に着付けていただきました!
おかげさまで、華やかになっただけでなく、各国のビルダーたちが一緒に写真撮ろうと言ってくださり、たくさんの方々と仲良くなるきっかけにもなりました。
メインはAWARDで、この1年間のコミュニティ活動において、多大な貢献を表彰する場となっており、 日本人からはServerless Heroの松井さんとCommunity Heroの山口さんが受賞 されていました! 本当に素晴らしい!! おめでとうございます!!
わたしもなんとなんと Community Builder of the Year
に ノミネートいただきました!! が受賞ならずでした。ノミネートいただいただけでも非常に嬉しい気持ちでいっぱいです!!!!!これまで以上にコミュニティ活動についてより深く考え、今まで以上に動いていきたい思いです。
今年のAWS Startup Communityはコアメンバー5人中3人がCBメンバーなので、来年こそはわたしたちがWinnerになる!!
そんなこんなで夜が更けて翌朝に備えて就寝です...
Day2
イベント2日目の朝。私の英語力に変化が…
なんと、英語でコーヒーや卵料理を注文できるように…!!←
吉江さん&松井さんのJAWS PANKRATION 2021のセッション
さて、2日目のセッションで最も注目したのが、こちらのCommunity Heroの吉江さん&Serverless Heroの松井さんのお二方によるセッションです。
2021年11月に行われた JAWS PANKRATION 2021 という24時間ぶっ通しの頭いかれすぎて最高の企画から配信のアーキテクチャについての紹介を英語で発表されていました。
詳細はこちらのnote参照です(エモすぎました)
https://note.com/typhon666/n/ne6a5c927d727
伊藤さんのパネルディスカッション
グローバルな女性リーダーたちによるダイバーシティ&インクルージョンについてのパネルディスカッションが行われました。コミュニティにおける多様性、公平性、包括性については現代において大きなテーマです。
ダイバーシティ、インクルージョン、エクイティの略称である「DEI」の価値観とコミュニティの価値観を守り、広めるために、コミュニティのリーダーとしてどのような責任があるのか、ということについてお話しがありました。
マイノリティは性別に限ったことではなく、私たち自身の生活や経歴の中でも、おそらく何らかの障害や社会的な何かに直面することはありえるかと思います。
かくいう私もマイノリティの1人かもしれません。そんな私ができることは、私自身の経験について話すことだと思っています。女性である以上困難はつきものです。が、チャレンジばかりではなく、時にはいいこともありました。
わたしの周りには素晴らしい人たちがたくさんいて、背中を押してくれたり、次のステップに進む手助けをしてくれます。私は素晴らしい人々に恵まれていて、いつでも「やってみなはれ」と言ってくれています。
マイノリティにいると、何かをすることに自信がないように感じるものです。
そんな人たちに、私自身の経験について話すことで、勇気を分けたいし、その人たちを信じてあげたいなぁと思ったセッションでした。
終了前にPCR検査のため途中離脱…🥺
ワクチン接種2回のわたしは帰国のために72時間前にPCR検査を受けなければなりません。なのでイベントを途中で離脱して泣く泣くPCR検査に…
最後の集合写真とかめっちゃ入りたかったよぉ…
re:Connectしたかった…うぅぅぅぅぅ…ワクチンこのやろう……
イベントに参加して得られたもの
日本で活躍されている方々とリアルで対面した感動もありますが、世界のコミュニティ・リーダーたちのコミュニティにかける熱い思いや他人との関わり合いという部分で非常に刺激を受けた4日間でした。
第一線で活躍をされているリーダーたちは、自分の成長ももちろん、他人の実績を尊重し、成長を自分ごとのように喜べる素晴らしい方々ばかりです。
わたしはいろんな人との交流が好きで、人と人を繋ぐことができるととても嬉しいというのはあるのですが、そこで止まっていました。今回のイベントを通じて、自分と関わってくれた人がどう輝けるかという視点を得られたのはとても大きな収穫に思いました。
コミュニティというものは誰もが最初に飛び込む時が一番勇気が必要かもしれません。
今回のイベントに参加して、自分の知らない他人に強い関心を持ち、こっちにこいよ!と声をかけてくれるリーダーたちの姿を見て、学ぶものが多くありました。
この経験をもとに、新しく来てくれる人・まだ知らない人・埋もれている人にたくさん関わり、コミュニティがより多くの人が輝ける場になるようにしていきたいと思いました。
これからもコミュニティ活動を通じて、たくさんの人が活躍できる場を、価値を、たくさん提供できる人材に成長していきたいと思います。
Posted on September 20, 2022
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